愛知県豊田加茂建設事務所は、花沢桑原線で新たなバイパスの建設を計画しており、2017年度事業で用地取得を本格化する他、道路詳細設計に着手する方針だ。順調なら、18年度の工事着手が見込まれる。
計画では、花沢桑原線のうち豊田市長沢町西ケ入地内の天王橋付近から、長沢町冷畑地内の長沢橋付近までの延長約600bを対象に、新たなバイパスを建設する。法面の掘削により、現道のショートカットするルートを設定。計画幅員は片側に歩道を備えた全幅約10bを見込む。
16年度事業では、法切りや擁壁、河川側への補強土壁など構造物の詳細設計を若鈴コンサルタンツ(名古屋市西区)で進めている。17年度事業では、対象用地の取得を進める他、道路詳細設計を進め計画の詳細をまとめる方針。工事期間は18年度から3年程度を見込んでおり、20年度末の完成を目指す。
同事業は、豊田市のトヨタテストコースなどに対する岡崎市方面からのアクセス道路や周辺対策として位置付け、整備を進めている。全体計画では、中間の整備済み区間(延長800b)を含み延長約2060bを整備する。すでに、北工区延長660bは供用を開始している。
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建通新聞社