港湾開発や住宅開発などを手掛ける総合開発機構(豊橋市駅前大通2ノ33ノ1)は、三河港明海地区で新規埋め立てを計画しており、施工者を五洋建設名古屋支店(名古屋市中区)に決定した。1月から工事用道路など準備工を進め、早ければ3月ごろに護岸工に着手する。
埋め立て区域は、豊橋市明海町5ノ80他地先の公有水面で、全体面積は11万4632平方b。工事は全体を5工区に分けて進める。今回の工事は、1工区の2万2488平方bと、2工区の2万7369平方bを先行して埋め立てる。
残る3工区の2万4079平方b、4工区の2万3095平方b、5工区の1万7600平方bについては、新規埋立地の用途が、輸入完成自動車の保管施設用地になることから、今後の経済状況を踏まえ進める見通しだ。
また、埋め立てに伴う護岸工事は、A区間延長370b、B区間延長290b、C区間延長330bで計画。中仕切り護岸工として延長50bを予定している。
整備計画では、埋め立て予定地水深2bに対して、地盤高DL(観測基準面)を5bにする。埋め立てに要する土量は約67万立方b。公共残土、浚渫土など海洋汚染防止法基準を満たす土砂で対応する。護岸工事は鋼矢板式で行う。
第1工区と第2工区の約5万平方bの埋め立ては、18年夏ごろの完成を目指す(部分竣工方式)。
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建通新聞社