トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2017/01/13

【神奈川】茅ケ崎市 西浜駐車場跡地の活用方針探る

  茅ケ崎市は、茅ケ崎グランドプラン推進事業の一環で、国道134号沿いの西浜駐車場跡地の活用を検討している。土地活用方針取りまとめの関連業務を八千代エンジニヤリング(東京都台東区)に委託。納期の3月末までに具体的な活用に向けた手法を探る。2017年度は手法に沿って、より具体的な活用方法を検討していく。
 神奈川県が運営していた西浜駐車場は、11年に県が営業休止を決めたことを受け、15年に市が購入。現在は臨時を含め、台数を減らし暫定的に駐車場として使用している。
 跡地の面積は4913平方b。アスファルトで舗装した平置きタイプで、駐車スペースは162台。現在の駐車台数は21台。
 現時点では土地利用方針として、公共事業(公設公営方式)や民間に土地を貸し出す民力の導入、防災機能などを重視し現状に即した空き地的な活用などを検討している。
 また、12月補正予算には茅ケ崎西浜駐車場跡地活用検討委員会の設置経費を確保。さまざまな角度から意見を聴取していく方針だ。
 同駐車場については、漁港やサザンビーチ、周辺の国道134号沿道などの将来のまちづくりを構想する「茅ケ崎海岸グランドプラン」を12年に改定し、同プランの対象エリアに加えた。
 同プランは現在、エリアを沿道のA〜C地区、海岸側の漁港・自然海浜・マリンライフ海浜ゾーンなどに分け、全体的なイメージを方向性として示している。
 当面は、関係機関や地権者との協議を優先して慎重に進めていく意向のため、大きな動きがないことから、同駐車場の跡地利用が先行しそうだ。
 同プランの主な構想内容は、漁港背後地の多目的用地・駐車場や漁港施設、烏帽子(えぼし)岩パノラマ広場、北側に海浜自然植生を誘引するお祭り広場などの整備や、県有地の海浜スポーツ支援施設の整備を含めた利活用継続の検討など。
 提供:建通新聞社