大阪市は、2013年3月に閉館した「なにわの海の時空館」の利活用に向け、マーケティング・リサーチ(市場調査)を実施する事業者を公募する。12月22日〜17年2月3日まで提案を受け付け、2月8〜14日に対話を実施する予定。その後、3月ごろまでに結果を公表する。
同施設は00年7月、海洋博物館として大阪港の玄関口に開設。フランス人建築家ポール・アンドリュー氏が設計を担当したこともあって注目を集めたが、入館者数の低迷などから13年から閉館している。
建物概要は▽エントランス棟=鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上1階建て延べ5186平方b▽展示棟=鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造地下2階地上5階建て延べ1万4570平方b▽海中道=鉄骨鉄筋コンクリート造941平方b―。建築面積6250平方b、敷地面積約1万8397平方b。用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)。この他、平面駐車場が46台分ある。
利活用に関しては、敷地・建物は、購入・賃貸のいずれも可能。また、コスモスクエア海浜緑地など、周辺の市有施設との一体的な提案も可能としている。
提供:建通新聞社