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日刊建設タイムズ社
2016/12/28

【千葉】構成員と協力会社公表/スターツグループ/優先交渉権者に決定/習志野市 大久保地区再生

 習志野市は、PFIで実施する大久保地区公共施設再生事業(本大久保3丁目他)について、提案審査委員会の選定結果を踏まえてスターツグループを優先交渉権者とすることを27日までに決定し、同グループの構成員及び協力会社を公表した。これを受けて市は優先交渉権者との交渉を開始し、年明け1月に基本協定、2月に仮契約、3月に本契約及び定期借地権設定契約を締結する。また、市が事業者に対して支払うサービス対価の上限価格67億円に対して、提案価格は66億9990万円(事業期間の総額で、いずれも消費税を除く)だった。
 優先交渉権者に決まったスターツグループの代表企業はスターツコーポレーションで、運営(事業企画)及び民間付帯事業を担当。また、構成員はスターツファシリティーサービス(運営・維持管理)、スターツCAM(設計・施工・工事監理)、熊谷組(施工)、三上建築事務所(設計・工事監理)の4社。
 このほか、協力会社として青木茂建築工房(設計・工事監理)、日比谷アメニス(工事・維持管理)、図書館流通センター(運営)、アシックスジャパン(運営)、ケーアンドイー(施工)の5社が参加する。
 スターツグループの総合評価点は、1000点満点(提案内容評価点700点、提案価格評価点300点)で671・75点(提案内容評価点371・75点、提案価格評価点300点)。提案内容評価点が優先交渉権者決定基準の350点を超えていたことから、優先交渉権者とした。
 今回の事業者募集では、同グループのほか、奥村組グループ、大和リースグループ、フロンティアいちごグループの計4グループが参加表明書を提出。いずれのグループも参加資格を満たしていたものの、スターツグループ以外は提案を辞退した。
 大久保地区再生事業の事業期間は2017年度から39年度までの23年間。設計・建設期間は、北館のうち公民館・図書館棟それに南館が19年8月まで、北館のうち別棟が20年5月まで。また、維持管理・運営期間は39年8月末まで。
 京成大久保駅前に立地する既存の公共施設(大久保公民館・市民会館、大久保図書館、勤労会館)と中央公園を一体的に再生し、全市的な生涯学習拠点を形成する。PFI事業用地は4万5583・50u、整備対象施設は北館(図書館・公民館棟及び別棟)、南館、公園、駐車場・駐輪場。
 また、現大久保公民館・市民会館用地1337・01uは民間付帯事業用地とし、選定された事業者のうち民間付帯事業を行う者が、自らの提案に基づいて定期借地権を設定し、自己の責任及び費用で民間付帯施設を整備・運営する。
 施設計画は、都市公園用地内の現駐車場付近に、北館のうち図書館・公民館棟を延べ約4800u(公民館・ホールゾーン約2450u、中央図書館ゾーン約2350u)で新築。現大久保図書館は、躯体活用型建替え及び増築により、北館の別棟として活用。現勤労会館は、躯体活用型建替えと同時に増築を行い、延べ約2600uの南館(アリーナ約700uのほか、キッチン・ダイニング兼会議室、こどもスペース、多目的室、公共団体活動スペース等)として整備する。
 このほか、現ゲートボール場付近に2層3段の立体駐車場を整備。駐輪場は公園内に設け、現大久保公民館・市民会館前の駐輪場は統合廃止する。
 北館の図書館・公民館棟及び公園、駐車場・駐輪場は、PFI法に基づき民間事業者が施設の設計及び建設を行った後、市に所有権を移転し、事業期間の終了までの間、維持管理・運営を行うBTO方式で実施。
 北館の別棟と南館については、PFI法に基づき施設の所有権は市が所有したまま、民間事業者が施設の改修(躯体活用型建替え)及び増築を行った後、維持管理・運営を行うRO方式で実施。
 民間付帯事業は、PFI事業の範囲外とし現大久保公民館・市民会館の用地に定期借地権を設定する方式で実施し、民間付帯事業のための施設は民間事業者の所有とする。k_times_comをフォローしましょう
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