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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/01/10

【群馬】市民体育館建て替えに伴う設計委託

桐生市は、市民体育館の建て替えに向けて実施する基本設計と実施設計を2月上旬にも一括して発注する考えを明らかにした。12月補正予算には設計委託費として8486万6000円を計上しており、納期は約1年間を予定している。なお、建設工事費については約30億円を想定しており、1996年に完成した市民文化会館の建築工事以来の約21年振りの大規模事業として注目が集まっている。
既存施設(相生町3−300)は建設から47年が経過し、雨漏りや施設内の床材が破損するなど、老朽化が著しいため建て替える。建設工事には早ければ2018年度に着手し、20年度中の完成を目指して工事を進める。なお、市では解体工事を含む建設工事にかかる費用として約30億円を想定している。
新施設の建設地は、既存施設から南側に約130m向かった野球グラウンド部分。新施設の延べ床面積は約6400uを予定している。
新施設は「子どもからお年寄りまで利用できる施設」をコンセプトにユニバーサルデザインを取り入れ、バスケットボール2面分のメインアリーナや武道館としても使用できるサブアリーナのほか、トレーニングルームや約200mのランニングトラックなどの導入を想定している。詳細な整備内容については、設計作業を進める中で検討し固める。
既存施設はSRC造一部2階建て、延べ床面積5349u。内部にはバスケットボール2面、バレーボール3面、バドミントン10面、卓球台を24台設置可能な1746uのアリーナと固定観客席1296席。このほか、付帯施設として会議室やトレーニング室、さらに、温水シャワー付の更衣室が1階と2階にそれぞれ整備されている。既存施設の解体工事は、新施設完成後に実施する。