日本工業経済新聞社(茨城)
2017/01/07
【茨城】古河市が12月補正予算を市議会定例会に上程
古河市は、針谷力市長の就任後初となる補正予算案を12月27日開会の第4回市議会定例会に上程した。主なものでは、中学校環境整備事業に7億6423万2000円、仁連小学校外壁改修に6174万円、地域介護施設整備補助に6700万円を計上。また、公共下水道事業特別会計で管渠工事や道路修繕に1414万円を設定しているほか、古河駅東部土地区画整理事業特別会計で道路改良をはじめ造成工事や雨水排水の整備に8308万7000円を盛り込んでいる。
中学校環境整備事業では、国の第2次補正予算の決定に伴い、空調設備の設置とトイレ改修を前倒しで実施する。空調設備設置は古河第一中、古河第三中、総和北中、総和南中、三和北中、三和東中の普通教室と特別教室をメーンに整備する計画。設計は2015年度に褐j設計茨城事務所(古河市)が策定した。
トイレ改修は、古河第二中、古河第三中、総和南中、三和中において、一部を残し洋式化する。設計は椛至驩謳ン計茨城支店(牛久市)がまとめた。
今回の予算案では、空調設置に工事費4億9724万1000円、監理委託料999万円、トイレ改修に工事費2億5300万円、監理委託料に400万1000円を配分している。市議会の承認後、年度末にも公告したい考え。工事費などは繰り越し、夏休みごろの着工、秋ごろの整備完了を目指していく。
仁連小学校(仁連607)の外壁改修は、老朽化対策として、校舎全体を改修して補強するもの。工事費5880万円、監理委託料294万円を設定。設計は綜企画設計茨城支店が担当し、2月28日をめどにまとめる。こちらも議会の承認を得た上で、年度末にも公告する見通し。
また、仁連小校内の教室を改修し、児童クラブを拡充する計画で、予算案に実施設計委託料256万5000円を計上している。
このほか、地域介護施設整備で、上大野地区の認知症高齢者グループホーム開設に補助金3200万円、大山地区の特別養護老人ホーム改修に補助金3500万円を予算化。産地パワーアップ事業として、パイプハウスの新設や農業機械の導入に対し、補助金7509万5000円を設定する。
なお、一般会計全体では17億8795万1000円を追加し、当初からの総額を526億3917万1000円とした。会期は1月18日まで。