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　三重県県土整備部は、建設労働環境改善への取り組みとして行う「土日完全週休２日制試行工事」を実施することとし、第１弾となる試行工事を伊勢建設事務所が６日付で公告した。対象工事は、「外宮度会橋線（外宮前）電線共同溝工事」で、工期は「２４５日」を予定。２０１６年度は年度内に試行で２件を工事発注する予定で、第２弾は松阪建設事務所が「松阪公園大口線道路改良（電線共同溝）工事」を対象に、16年度内契約を目標に公告する計画。
　16年度の試行工事では、「土日完全週休２日」を考慮した工期を設定し、施工後には工期設定の検証や週休２日の普及に向けた効果・課題を把握するため、下請け業者も含めてアンケート調査を実施する。なお、国などが試行する中で採用する総合評価での評価や、達成状況に応じた工事成績への加点（または減点）などは行わない。
　県では、現在策定中の「新三重県建設産業活性化プラン」の中でも、「建設業への入職促進につながる労働環境の改善」の取り組みの一つとして、「土日完全週休２日制工事」の試行を進め、17、18年度も継続して試行・検証を行う予定。

提供：建通新聞社