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北陸工業新聞社
2017/01/06

【石川】邑知の郷公園/3月までに入札へ/JAはくい総合集出荷場/選果機、建屋の順に発注

 JAはくい(羽咋市太田町)は、同市中川町にある邑知の郷公園内で計画している「園芸総合集出荷場」について、施設内部に設置するスイカの選果機設備、建屋本体の順に発注する方針だ。3月までには施工者選定の入札を終える予定。4月の着工、11月の完成を目指す。
 羽咋、宝達志水1市1町をエリアとする同JA管内には現在、8カ所に集出荷場が分散。このうち羽咋市内に立地する昭和40年代に建設されたスイカと大根を取り扱う4施設が老朽化していることを受け、効率的な維持管理・運営、生産性の向上を図るため、集約した園芸総合集出荷場を新設する。整備用地は、市のリニューアル計画で「農業振興ゾーン」となる同公園の一角約8730平方メートル。
 施設の建設規模はS造平屋建て延べ約3300平方メートル。メインとなるスイカのほか、ミニトマトの選果機、チンゲンサイなど葉物類を保管する予冷庫の設備を導入する。
 これまでに現地の地質調査が完了している。選果機の発注については、一般競争入札も視野に調整を進める。設計は全農石川一級建築士事務所(金沢市)が担当。
 総事業費には11億円を見込む。農林水産省の産地パワーアップ事業を活用して整備する計画で、市の12月補正予算にはJAはくいへの補助金4億1919万6000円が盛り込まれている。
 邑知の郷公園の農業振興ゾーンでは、会宝産業(金沢市)が新年度、園芸総合集出荷場隣接地約9300平方メートルに先端的試験農場の整備を予定している。

hokuriku