福井県は、若狭町鳥浜の縄文ロマンパークで計画する「水月湖年縞研究展示施設(仮称)」のうち、メーンとなる展示棟の建築工事を先行して発注する方針だ。
事前審査型の制限付き一般競争入札を採用し、近く工事公告へと運ぶ見込み。
同施設は世界的な自然環境のシンボル、また、教育観光の拠点として縄文ロマンパークの川風広場に新築。
計画によるとRC、S、Wの混構造2階建ての展示棟と、W造平屋建ての研究棟2棟の計3棟で構成され、延べ床面積は展示棟1階のピロティを除き、全体で1800平方メートル程度。9月補正予算では、3カ年で総額13億1449万9000円の継続費を設定している。
県では3棟の完成時期を合わせるため、まずはメーンの展示棟建築を先行させる考え。残る研究棟2棟の発注に関しては、17年度となる可能性もありそうだ。
実施設計は、建築を内藤廣建築設計事務所、展示を乃村工藝社が担当している。