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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/12/28

【群馬】大間々世良田BPで上流調整池など整備

大間々世良田線バイパスの整備を進めている県桐生土木事務所は今後、上流域調整池工事、国道50号情報管路移設工事および工区全体の舗装工事、植栽工事、道路照明工事、道路標識工事を発注する計画だ。詳細設計は、技研コンサル(前橋市)が2009年度に作成した。事業には2009年度から着手し、来年度中の完成・供用開始を目指して工事を進めている。
同バイパスは、「群馬がはばたくための7つの交通軸構想」において渡良瀬軸に位置付けられており、北関東自動車道太田薮塚ICと国道50号前橋笠懸道路を南北に結ぶ幹線道路として整備していく。
全体延長は3400m、幅員は22・75mとなっている。同事務所では太田市薮塚町とみどり市笠懸町境から国道50号前橋笠懸道路までのL2940mを整備する。
上流域調整池は現在用地買収を計画している、JR両毛線北側の笠懸町鹿地内において1カ所整備するもので、調整池の周囲には転落防止フェンスを設置する。調整池の規模は現在、設計中のため未定。
国道50号情報管路移設工事は、国道50号南側の路肩に埋設されている光ケーブルを、国道50号に右折車線を整備していくことに伴い、移設するもの。
工区全体の舗装工事では、市道を拡幅した箇所において、密粒アスコン20を使用したt5pの基層工まで実施済み。今後、密粒アスコン20を使用したt5pの中間層工、排水性アスコン13を使用したt5pの表層工を施す。既設道のない箇所については、t35〜40pの粒度調整砕石30を使用した上層路盤工まで実施済み。これから、密粒アスコン20を使用するt5pの基層工、密粒アスコン20pを使用するt5pの中間層工、排水性アスコン13を使用するt5pの表層工を行う。
同事務所では、JR両毛線南側において実施する補強土壁工(L42m、H3〜4m、A230立方m)、重力式擁壁工(L80m、SL1・3m〜3m、V300立方m)、道路舗装工(L97m、A900u)、JR両毛線北側において実施するL105mの路盤工(A1580u)、L260mの側溝工、L330mの雨水管渠工(ヒューム管φ600o〜800o)、φ600oのマンホール(6基)設置工事については、既に指名通知を行っており、1月13日に開札する。