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日刊建設工業新聞
2016/12/28

【鳥取】ダイキン工業が県・市と協定調印 来年4月に増設工着手

 鳥取市青谷町の研修施設「ダイキンアレス青谷」を増設する世界的空調メーカー、ダイキン工業(本社・大阪府大阪市、十河政則代表取締役社長兼CEO)と、それを支援する県、鳥取市との協定書の調印式が26日、鳥取市東町の知事公邸で行われた。
 同社の研修施設は敷地面積約5万平方b、建物延床面積1万6000平方b。技術・技能研修も含めた人材育成の総本山、「グローバル研修施設」として2008年4月に竣工。現在、既存施設の稼働率が高水準となり利用が逼迫していることから、主に技術研修機能と人材力の強化をねらいに増築されることとなった。   
 計画では現施設の隣接地に鉄骨造7階建て延床面積約1万4500平方bの新施設を増築する。技能実習室、技術実習室、宿泊室などを備え、本社の研修機能の一部移転も計画している。2017年4月から着工し、18年4月の竣工を予定している。投資額は約80億円を見込んでおり、県は約18億円、市は約2億円をそれぞれ支援する。
 十河社長は「鳥取県、市と一体となってこれから色々なシナジー(相乗効果)が生み出せるのではないかと思う。地域の皆さんにも大いにご活用頂けるものにしたい」と話した。