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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/12/27

【山梨】公下へ切り替え推進 中央市の田原よし原処理区域

 中央市は、田富よし原処理センター区域内の汚水処理機能を公共下水道へ接続するよう計画を進めている。現行の処理を続けながら既存管の修繕も行い、順次切り替え作業を促進する。2025年度の事業完了を目指している。
 同処理センターは稼働開始から39年が経過しており、老朽化が進んでいる。センターで処理を行っているリバーサイド地区、協同組合山梨県流通センターおよびトラックターミナル協同組合の範囲の下水道管は延長約21qで、半分ほどがヒューム管を使用している状況。本年4月に市は移管を受け、早期の公共下水道への切り替えが課題とされていた。
 第4回中央市議会定例会の一般質問の答弁で、功刀裕章下水道課長は「区内は公共下水道の排水区域として都市計画決定が済んでおり、切り替えのための排水系統整備にも着手している」と述べ、公共下水道への接続は「不明水を少なくする関係から、流通センターとトラックターミナルの区域を先行させ、続いてリバーサイドを実施。リバーサイドは切り替えてから地区内管の修繕を行う。総事業費は修繕、改築、更新で約10億円で、25年度までに切り替えを終えたい」と答えた。
 また、接続を終えた後の処理場の跡地利用について、田中久雄市長は「現時点では考えていないが、基本的に学校施設としての使用がベターではないか」と答弁した。