三菱ガス化学(本社・東京都千代田区丸の内)が新潟工場内で計画する、抗体医薬製造設備建設工事は設計・施工ともに、清水建設が受注した。17年1月中旬にも着工するもよう。
計画によると、建設規模はS造平屋建て延べ約2600平方メートル。施工地は新潟工場敷地内(新潟市北区松浜町3500)。完成は18年2月を予定している。
提携先のグリコネックス(台湾)が抗体を生産する動物細胞の開発を、三菱ガス化学がそれを用いた量産プロセスの開発を行うとともに、製薬メーカーから新薬の製造受託を目指し、量産体制を構築する。現在、新潟工場では微生物培養の製品・製造を行い、メタノールおよびアンモニアの誘導品、バイオ関連商品などを扱っている。さらに動物細胞の研究にも乗り出すという。