小矢部市は、社会教育施設整理統合計画検討会がまとめた意見書を公表した。検討会の意見を踏まえ、庁内で基本計画の策定に着手する。17年度初めの4、5月をめどにまとめる意向だ。
意見書では、機能として会議室や避難所に加え、現在の施設にない子育て、福祉など目新しく目玉となる仕掛けが求められるとする。建物は、2または3階建てで、ホール、会議室、和室、調理室、軽運動室、サロンが必要とし、ホールは固定席数400席程度などの意見が示された。また、外観・内観は、建築費や維持費をかけず、市のイメージが湧くようなものとした。
検討会は地域や各種団体の代表者、施設の利用者など12人で構成し、座長は高橋久雄社会教育委員会議長が務めた。6月から10月まで5回開き、アンケート結果も踏まえ、議論を交わした。
計画は総合会館(城山町)、勤労青少年ホーム、石動コミュニティセンターの3施設を統廃合。総合会館を解体した跡地で新築するもの。総合計画後期実施計画では、事業費は7億円と試算されている。
市では、17年度に基本設計、18年度に実施設計を策定し、19年度の着工を目指す。供用開始は20年度が予定される。