日本工業経済新聞社(山梨)
2016/12/26
【山梨】市が5年後着手要望 山梨東駅周辺の跨線橋
山梨市は、JR東山梨駅周辺における跨線橋整備について、着手時期が5年後となる見通しを明らかにした。小池正樹建設課長が代表質問に対して答弁した。
市民の会を代表して登壇した古屋雅夫議員は、跨線橋事業化の時期や薬師川踏切の存続など取り組み方針を問うた。
これに対して小池課長は、多大な費用が見込まれる跨線橋整備については、県主体で実施するよう要請し協議を重ねてきた旨を報告。「2回開いた検討会のなかで、小原東東後屋敷線の先行整備、および踏切を含めた駅周辺整備を検討することを確認した」と答えた。
跨線橋整備には「市道を県道に振り替える必要があるため、そのあり方を本年度中に県とともに詰めていく」と返答。時期については、5年後を見込む小原東東後屋敷線整備完了後ただちに着手できるようお願いしていると述べた。
また、協議会を立ち上げて、踏切の存続を含め地域の意見集約を図っていく考えを示した。
跨線橋が見込まれるのは、八日市場跡交差点から2014年10月に供用開始した市道小原東東後屋敷線までの間。このほど県との協議で先行整備が確認された、市道青梅支線から東へ甲州市へ向かうL400mはルートを確定し、本年度に詳細設計に着手している。
【写真@現在は東山梨駅を経由して小原東東後屋敷線につながる八日市場跡交差点A薬師川踏切(右側)を含めて検討に入る東山梨駅周辺】