日本メジフィジックス(東京都江東区新砂、下田尚志社長)は22日、小矢部市の小矢部フロンティアパークに悪性腫瘍などの診断に有用とされるPET検査に用いる放射性医薬品の製造拠点「北陸ラボ」を開設すると発表した。
建設規模はRC造およびS造2階建て、延べ床面積約2000平方メートル(建築面積約1000平方メートル)。17年夏に着工し、18年冬の完成を目指す。出荷は19年4月が予定される。
総投資額は約23億円となる。
同社は、全国に10カ所の製造拠点を展開。北陸地域は現在、愛知県と京都府にあるラボから配送しているが、今回の追加開設により、供給体制が強化される。
同社では、「医療現場のニーズに応え、PET検査を必要とする多くの患者さんの健康増進に寄与したい」とコメント。建設工事については「これまでのラボと同様の仕様で検討を進めている」と説明し、今後、設計を委託する考えだ。