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　愛知県新城設楽建設事務所は、設楽町から東栄町間の国道４７３号で「月バイパス」の建設を計画しており、トンネルや橋梁の詳細設計を開始した。詳細設計はサンコーコンサルタント名古屋支店（名古屋市中区）に５６２７万円、関連する地質調査は明治コンサルタント中部支店（名古屋市名東区）に５０２５万円で委託、トンネルや橋梁の概要をまとめる。２０１７年度事業では用地測量などを予定しており、用地買収に向け準備を進める。
　月バイパスは、設楽町神田地内から東栄町月地内までの延長約３・６�`を対象に整備する新設道路で、バイパス内では１〜２号トンネルや１〜３号橋梁を建設する。トンネルは１号が延長約５００�b、２号が延長約１８００�b。橋梁はいずれも橋長約40�bを見込む。道路は２車線で片側に幅員２・５�bの歩道を備えた全幅10�bで計画。今回の業務では、１〜２号トンネル、２号橋梁の詳細設計を行う。
　同事業は、15年度に開通した設楽バイパスの延伸区間として整備を計画した。これまでに、パシフィックコンサルタンツ中部支社（名古屋市西区）が担当した道路予備設計の中でルートを決定しており現在、同ルートを基に一部修正作業を進めている。17年度から用地取得に向けた交渉などを進める予定で、早期の事業化を目指す。

提供：建通新聞社