豊田市は、市南部地域に子ども外来療育施設と障害者の活動スペースを併設する「新1次救急診療所」の建設を計画している。基本・実施設計業者について、公募型プロポーザルにより環境デザイン研究所(東京都港区)を特定した。12月21日に見積もり徴収と契約締結を行う見通し。履行期限は2018年3月16日。
新1次救急診療所は、子ども外来療育施設と障害者日中活動場所を併設する複合施設として整備する。これまでの計画案では、診療所として延べ床面積約300平方b、子ども外来療育施設として延べ床面積約1900平方b、障害者日中活動場所として延べ床面積約200平方bを想定、配置する。
今後の設計では、施設の構造や階数など木造を中心にコスト面などから検討する他、敷地内の各施設配置について検討する。また、85台の駐車台数や送迎バスの旋回スペース、15台の駐輪場スペースを確保する予定。建設予定地は和会町地内の面積約8494平方b。
同事業は、救命救急センターを受診する軽症患者を分散するとともに、医療提供体制の拡充が目的。合わせて、上郷・高岡地区への新施設整備により、市南部の医療環境や機能向上を図る。
同市では今後、16〜17年度で基本・実施設計を行い、18年度に建設工事に着手する予定。計画の具体化を図るとともに予算調整などの準備を進める方針だ。
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建通新聞社