工業計器などの製造を手掛けるヤスジマ(金沢市福増町、安島勲代表取締役社長)は、白山市の山島工業団地への進出について、18年3月末の操業を目指している。延べ床面積は約7600平方メートルを想定。20日の市議会全員協議会で市側が報告した。
本社機能と工場を集約して移転し、機械装置製造事業を拡張する狙いだ。移転場所は白山市矢頃島町1001番地1の一部で、同団地3街区の北側となる。加賀産業開発道路の東側に隣接しており、アクセス面で優れている。
敷地面積は1万4876・37平方メートルで、土地売買の仮契約を市と締結している。購入金額は3億8262万円。
同団地では、搬送機械設計、製造などのサンディーネットワーク(白山市井口町、細川綾子代表)も4街区(同市向島町1103番地、敷地面積716・51ヘクタール)に製造・設計施設を移転する。延べ床面積は約230平方メートルで、17年8月の操業を予定している。
市側は、同市小上町・宮丸町で計画される道の駅「(仮称)白山」の事業概要も説明。市が整備する地域振興施設の建設規模は、S造平屋建て約1240平方メートル。このほど実施設計が完了。新年に早期の発注を目指す。17年度は舗装工事や建築付帯工事、修景工事などを実施し、18年春の完成を予定する。