東京都財務局は「大井ホッケー競技場(仮称)(28)新築及び改修工事実施設計」を梓設計(品川区)に委託した。基本設計を担当した同社と随意契約を結んだ。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の会場の一つとして、大井ふ頭中央海浜公園内(品川区八潮4丁目他)の既存の第一球技場などのエリアにメーン施設を新築し、第二球技場を改修してサブ施設として利用する。17年12月7日の納期で成果を得て、17年度中に工事を発注する考えだ。
大井ホッケー競技場は、オリンピックのホッケー会場、パラリンピックの視覚障害者5人制サッカー・脳性麻痺者7人制サッカーの会場として利用する。既存の野球場の北側にメーンピッチ、南側の第二球技場にサブピッチを配置する格好で施設を整備する。
メーン施設は延床面積約4300平方bの規模を想定。約2600席の座席を配置し、大会時は仮設を含め約1万席を確保する。サブ施設は既存の第二球技場(鉄筋コンクリート一部鉄骨造、延床面積1939平方b)を改修して対応する。固定席536席はそのままとし、大会時は仮設で5000席まで増やす。
競技フィールドは、メーン・サブともに人工芝を配し、照明や散水、スコアボードなどの設備を整備。第二球技場については、現在のフィールド面を撤去した上で施工する。
17年度中に着工し、19年のテストイベントまでに完成させる。
提供:建通新聞社