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日刊建設タイムズ社
2016/12/20

【千葉】国際水泳場設備改修を検討/県教育庁/第12次スポーツ推進計画案/東総運動場はテニスコート補修

 県教育庁は、第12次「千葉県体育・スポーツ推進計画案」を策定し、19日からパブリックコメントを開始した。計画期間は2017〜21年度の5か年。スポーツ環境の整備については、安全性・バリアフリーを目指した施設・設備の整備や現有施設の有効活用を推進することとした。具体的な取り組みでは、現在進めている総合スポーツセンターの野球場耐震・大規模改修工事、武道館の空調設備整備とともに、県国際水泳場の設備等の改修に向けた検討や東総運動場のテニスコート補修を実施する予定。
 県総合スポーツセンターは、稲毛区天台町に陸上競技場や野球場など12の施設があり、ほかに県射撃場(千葉市若葉区小間子町)、東総運動場(旭市清和乙)がある。総合スポーツセンターの硬式野球場は、耐震・大規模改修事業に向けて整備を進めており、本年度と来年度の2か年で実施設計を行い、20年度の供用開始を目指している。武道場は、本年度と来年度の2か年で第1武道場と第2武道場の空調設備を改修するほか、第1武道場の床改修などを実施。
 また、体育館や宿泊研修所は、耐震性に乏しく早期の耐震改修が必要とし、他の施設も、競技ルールの改正などによる新たな仕様・基準に適合していないものや、高齢者や障害者への対応、多様化・高度化するスポーツ・レクリエーションニーズへの対応など、射撃場や東総運動場を含めて各施設で課題を抱えている。
 体育館は1972年4月の完成で、建物規模はRC造3階建て延べ約7774u。最小Is値は0・45。宿泊研修所は67年の建設で、規模がRC造3階建て延べ約3477u。最小Is値は0・22。
 一方、国際水泳場(習志野市茜浜2―3―3)は開場から20年を経過し、機械設備の老朽化に対し、類似施設の改修例を参考に改修計画を検討する必要性が指摘され、設備等の改修に向けた検討に着手する方針とした。国際水泳場は1996年4月にオープン。敷地面積が1万7633u。建物規模はRC造地下1階地上3階建て延べ2万4282u(建築面積1万3016u)。プールは50m×25mのメインプールと50m×18・5mのサブプール、ほかに初心者用プール、ダイビングプールなどがある。収容人数は3662人。
 このほか、県土整備部所管の県立6公園(青葉の森、柏の葉、蓮沼、長生の森、館山、富津)の運動施設も、供用開始から年月を経過して老朽化。スポーツ器具類も老朽化し、更新を行う必要があるとした。
 同計画は、すべての県民がスポーツに親しみ、スポーツの楽しさや感動を分かち合いながら、健康で活力ある生活を送り、互いに支え合う「スポーツ立県ちば」の実現を目指すことを目的に策定する。k_times_comをフォローしましょう
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