日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/12/19
【埼玉】埼玉県電気工事工業組合が研修会を開催
埼玉県電気工事工業組合(沼尻芳治理事長)の技術研究開発委員会(佐藤隆行委員長)は13日にさいたま市の埼玉電気会館で電気工事業界理解促進研修会を開催し、意見交換会と電気体験学習を実施した。青年部会(外村達也会長)の会員を中心とする組合員23人と、県内の工業高校10校の先生12人、2年生と1年生の生徒45人が参加。2014年から毎年開催しており、今回で3回目となった。
研修会は青年部会の小野寺貴義副会長の司会で進み、沼尻理事長があいさつした後、青年部会の外村会長が研修会の主旨と電気工事業界の実態、魅力ある電気工事業界について、またパナソニック潟Gコソリューションズ社埼玉電材営業所電材営業二課の平尾初課長が電機メーカーからみた電気工事業界について説明した。
続いて生徒を7班に分け、青年部会員と「電気工事業の魅力について」をテーマとして意見交換会を行った。青年部会員からは「自社の一番の魅力」「若手技術者に望むこと」「電気工事会社でのキャリアアップ」等について、高校生からは「電気工事会社のイメージ」「自分の実力がどこまで社会で通用するか」「電気工事関連の資格取得の方法、会社の支援・アドバイス」等について活発な質疑応答が行われた。
また1階の駐車場で、パナソニック潟Gコソリューションズ社の協力により「移動型HEMSトラック」の体験学習を実施したところ、多数の先生や生徒がエネルギーを節約するための管理システムに興味を示し、真剣に聞き入っていた。
最後に、各班から意見交換の結果の発表があり、`島一策副理事長があいさつして研修会が終了した。参加した高校生からは「学校では教えてもらえないことや実際の現場の様子などを知って、やりがいのある仕事であると感じ、電気工事会社に就職したいと強く思いました」「お話を聞いて、多少危険な面もありますが、人々の暮らしに電気は必要不可欠なので仕事としてやりたいと思いました」などの感想が寄せられた。