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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/12/19

【群馬】4特別支援学校にエアコン

県教育委員会管理課は、国の第2次補正予算を活用して、特別支援学校施設整備を進める。11月補正予算に事業費2億3900万円を計上。前橋高等特別支援学校など4校でエアコンを整備するほか、しろがね特別支援学校で防火シャッター改修工事を実施する。
エアコンを整備するのは前橋高等特別支援学校(前橋市青梨子町)のほか、高崎高等特別支援学校(高崎市柴崎町)、渋川特別支援学校(渋川市渋川)、渡良瀬特別支援学校(みどり市笠懸町鹿)−。渋川と渡良瀬の2校は高等部が対象となる。
前橋高等特別支援学校は26室、高崎高等特別支援学校は34室、渋川特別支援学校は28室、渡良瀬特別支援学校は15室−の計103室にそれぞれエアコンを整備する。いずれの学校でも未設置の教室や実習室に整備し、快適な生徒の学習環境を創出していく。工事は来年の夏休み期間を中心に実施していく見通しだ。
エアコン整備に向けて、22日に4校の設計業務委託の指名競争入札を開札。年度末までに設計を作成し、それから工事発注する。発注形態は設計の成果を踏まえて決定するが、設計と同じく4校別々での発注となりそうだ。
県教委ではこれまで、特別支援学校へのエアコン整備を進めてきている。今回の4校をもって県立特別支援学校への設置は完了となる。本年度は未設置県立高校の3年生教室でもエアコン整備を進めてきており、来年度と再来年度の2カ年で、2年生と1年生教室にも設置していく。
一方、しろがね特別支援学校(前橋市東大室町)ではシャッターの改修工事を行う。同校では現在、サンビック(前橋市)により増築工事が進められている。増築することにより、既存のシャッターが現行の建築基準法に適合しなくなるため、その解消に向けて改修する。簡易な工事となりそうで、設計委託は行わない。県教委管理課は増築工事の状況を踏まえて工事発注していくとしており、現段階で発注方法や時期は未定。今後検討を進めていく。