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北陸工業新聞社
2016/12/17

【新潟】魚沼/テーブルマークが新工場/水の郷団地、3月着工へ/投資額は160億円

 テーブルマーク(東京都中央区築地6−4−10 川股篤博代表取締役社長)は16日、魚沼市の水の郷工業団地内に、冷凍うどんを製造する新工場を建設する、と発表した。グループの国内既存工場のライン再編を含めた投資総額は約160億円を見込む。
 計画によると、新工場の名称は「(仮称)魚沼水の郷第2工場」。同社水の郷工場(十日市地内)の敷地内に建設する。建築面積1万1600平方メートルを想定し、冷凍うどんを毎時3万6000食生産する。17年3月の着工、18年3月の稼働を目指す。施工者は現段階で未定としており、見積もり合わせにより選定を行う方針だ。
 建設場所は、魚沼市が分譲を進める水の郷工業団地内。同社によると、投資決定に至ったポイントとして冷凍うどんの需要が伸びていること、魚沼の水の良さが決め手となったと話している。
 新工場設立を含めた生産体制の再編にも着手。グループの国内既存工場の新規ライン導入と既存ライン移設を行い、生産性の向上および生産能力の増強を進める。今後の需要に対応する供給体制を整備するとともに、さらなるコスト競争力の向上を図るのが狙い。17年後半に作業を開始し、21年3月をめどに完了させる予定。投資総額は約160億円を見込む。
 また、恒常的な設備投資の一環として、国内工場冷凍設備のノンフロン化に取り組むことも併せて発表した。特定フロンから自然冷媒を使うノンフロン型に移行するもので、17年から21年の間に190億円を投じる。

hokuriku