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　福井市は足羽ポンプ場（左内町７―１）の改築更新に合わせ、既存の西木田・みのり雨水貯留管を同ポンプ場に直接接続し、バイパス管として機能させる方針だ。１２月議会で明らかにした。
　ポンプ場と貯留管は数百メートルほど離れており、バイパス管とするには口径２０００ミリ級、延長６００メートル程度の追加の管布設が必要になるとみられる。工法としては推進やシールドの採用が有力。
　足羽ポンプ場の更新は２０年度の事業着手、２７年度の完了が目標。雨水ポンプ能力に関しては、現在の毎秒２・８６立方メートルから約５立方メートルへと増強する構想だ。
　市では現在、下流に位置する加茂河原ポンプ場の改築更新を優先して進めており、その完了を待って足羽に着手予定。答弁では加茂河原にも言及、「地権者と係争中だが、訴訟が終わり次第、速やかに用地取得、工事発注できるよう準備している」と述べた。