日刊建設工業新聞
2016/12/19
【鳥取】中部地震で被災した倉吉市庁舎再建に向けプロジェクトチーム発足
倉吉市は鳥取県中部地震で被害を受けた葵町の本庁舎、東庁舎、南庁舎と八屋の水道局の復旧方針を総合的に検討するため、庁舎再建に係るプロジェクトチームを発足。被害状況の詳細調査、対策工法の検討などを行うため、県建築士事務所協会に委託した。2月中にも調査結果をまとめる考え。
10月21日の中部地震では、本庁舎の窓ガラス、階段に被害を受け、議会棟は使用できなくなっている。東・南庁舎、水道局舎では壁に亀裂が入るなどの被害を受けたが、応急的に補修し、執務を続けている。
プロジェクトチームは、矢吹房生総務部長、石賀祐二建設部長、建築住宅課の藤井貴男課長補佐、教育委員会の北村誉主査ら7人。11月10日に発足、翌日に初会合、これまで3回開催。また、12月12日には、フジイ総合設計事務所、エイディエム設計研究室に調査を委嘱した。
震災後の耐震性、被害状況、地盤沈下の状況なども調査。改修工法を検討し、コストも算出する。
また、水道局舎は、下水道事業との統合が計画されていることもあり、耐震改修と合わせ、庁舎改築の実施設計費を12月議会に上程する方向だったが、ほかの庁舎も含め総合的に検討するためもあり、見送られた。