本巣市は、「真桑幼児園」と「弾正幼児園」の再整備に動き出す。真桑幼児園は2019年度中の完成、弾正幼児園はその2年後の21年度の完成を目指す。同市は、真桑幼児園を移転新築するため、17年度当初予算に測量調査など関連費用を盛り込む考えでいる。
同市によると、両園ともに共通した課題があるという。その中でも現地建て替えの場合には仮設園舎をどうするか、移転新築の場合には用地が課題となってくる。真桑幼児園については移転新築する予定で、17年度に移転候補地の測量調査などに着手したいとしている。一方、弾正幼児園については現地建て替えか、移転新築かは未定としている。
市は、新たな園舎の規模について、両園とも現在の定員を基準に計画する予定ではいるが、どれ程の規模になるかは未定としている。真桑の定員は226人、弾正の定員は230人。
真桑幼児園の現施設規模は、鉄筋コンクリート造2階建て(一部平屋)と鉄骨造平屋で、延べ床面積が1461平方b。敷地面積が3761平方b。所在地は宗慶357ノ1。
弾正幼児園の現施設規模は、鉄筋コンクリート造2階建て(一部平屋)と鉄骨造平屋で、延べ床面積が1228平方b。敷地面積が3500平方b。所在地は政田2206。
真桑幼児園は1986年3月に完成。その後、91年と03年、09年に増築されている。弾正幼児園は88年2月に完成。03年、09年に増築されている。両園とも耐震強度はあるものの、真桑が築30年、弾正で築28年が経過し、老朽化している他、増築を繰り返し利便性や手狭となったグラウンドも課題となっている。
提供/建通新聞社(2016/12/19)