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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/12/16

【群馬】伊勢崎市が最終処分場の建設を計画

伊勢崎市は、柴町にある清掃リサイクルセンター21付近に、新たな最終処分場の建設を計画している。来年度早期の工事発注を目指す。建設する最終処分場は、埋め立て容量15万9100立方m。工期は、来年度から2カ年を想定している。市は現在パブリックコメントをまとめており、その意見を計画に生かす。
これまでに第1期から第3期の最終処分場を整備しており、今回の施設は第4期最終処分場として建設する。
最終処分場は、清掃リサイクルセンター21の北東部A4万4100uで計画。
規模は、埋め立て容量15万9100立方m、埋め立て面積2万3800u、準好気性埋立構造のサンドイッチセル方式を採用している。周囲には、天端幅4・7〜6・2m、堰堤高5・6〜6・3mの土堰堤を設置する。処分場の底部には、浸出水の集水管(φ500〜800oのポリエチレンダブル管)を設置し、底部の枝管や法面部には、φ200〜450oの同管種を敷設する。
また、処分場の西側には、侵出水処理施設も建設する。建屋1棟の中へ処理施設と管理機能を整備する。処理能力は1日100立方m、調整糟容量は6100立方m以上で設置する。
このほか、4カ所で地下水の観測井、埋め立て地などへガス抜き管も整備する。
設計は、エイト日本技術開発(東京都中野区)が作成している。
工事は、おおまかに最終処分場と侵出水処理施設に分けて発注を計画。来年度早期の発注を目指している。現地では現在、埋蔵文化財の調査が進められているところ。
市は現在、第3処分場とあずま最終処分場の2カ所のみを利用している状況。いずれも供用開始から10年以上が経過し、処分場の残容量が少なくなっていることから工事が計画された。