長岡技術科学大学は15日、「混住型学生宿舎(仮称)整備・運営事業」について、廣瀬を代表企業とするグループを優先交渉権者に決定した、と発表した。
構成企業は、同社のほか、S・U建築設計と中越クリーンサービス。PPP方式(BOT、BTO、BLOなど)によるプロポーザル方式で選定していたもので、同グループのほか、ドアーズグループ、大和ハウス工業グループ、単体で吉久建設が参加。27日までに基本協定を締結し、17年2月14日までに事業契約書を締結する方針。
今事業は、宿舎建設に当たり敷地測量・地盤調査・電波障害事前調査、基本・実施設計、建設工事、施設設備に係る備品調達、工事監理、各種申請などのほか、宿舎の維持管理、運営業務(賃貸・サービス)などを実施するもの。長岡市上富岡町1603−1のうち、事業対象面積は約3000平方メートル。
施設構成は、1ユニット7人×10セット(標準タイプ)と、1ユニット(車椅子1人の利用を想定した6人用)×2セット(6人タイプ)のシェアハウス(計82人収容)。学生用居室は最低9平方メートル/人以上とし、多目的スペース(20平方メートル以上)は各ユニットごとに設置するほか、管理・共用部分として各階ホール、設備室、階段、廊下、エレベータ、運営業務等備品置場、談話室、お祈り部屋、タイヤハウスなどの配置を条件に掲げている。
供用開始は17年9月1日を予定し、事業契約書により20−30年間の維持運営を行う。