豊橋市は、石巻中学校など2校の校舎に対する大規模改造を計画しており、実施設計を開始した。エム・プロダクツ(豊橋市)に業務を委託、設計期間は2017年3月21日まで。工事は2カ年度の継続事業で計画しており、早期の予算化を図る。
計画によると、校舎の外壁や屋上をはじめ、内装や建具などの全面改修を予定している。設備改修では、電灯・コンセント設備、放送設備、幹線・動力設備、仮設電気設備の電気関係の他、給排水設備、衛生設備、ガス設備、消火設備、仮設給排水設備の管、冷暖房設備に対して行う見通し。
また、2校の工事期間中はいずれも、仮設プレハブ校舎により対応する方針で、本体工事とは別途のリース契約で発注する。対象校は、石巻中学校(鉄筋コンクリート造4階建て延べ3341平方b)と大崎小学校(鉄筋コンクリート造3階建て延べ3049平方b)。今回の設計では、仮設プレハブ校舎との接続箇所までの設備配線・配管の設計を含む。
同計画は、老朽化に伴う施設の維持保全や機能回復などが目的。現況調査を行い、実施設計とともに改修内容の詳細をまとめる考え。同市では今後、予算調整など早期の工事着手に向け準備を進める。
所在地は、石巻中学校が石巻本町字出口1、大崎小学校が大崎町字西里中20ノ1。
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建通新聞社