新潟市の篠田昭市長は、14日に行ったインタビューの中で、西蒲区役所の新庁舎整備に向け、17年度当初予算に調査費を計上する方向で調整を進めていることを明らかにした。
西蒲区役所(西蒲区巻甲2690番地1)は、1961年建設の旧館と71年建設の新館で構成。旧巻町役場を活用した施設で、老朽化から建替え計画が浮上した。16年度、同区の市議会議員や自治会、区職員らが集まって「西蒲区役所新庁舎整備勉強会」を立ち上げ、実現に向けた意見交換を行っている。
篠田市長はインタビューで区役所整備計画に触れ「北区役所のめどがついたら次は西蒲区と決めていたが、その前に中央区役所の移転が思いがけず順調に進み、西蒲区が後に回る形になった」と述べた。その上で「地元の強い要望もあり、17年度当初予算に調査費を計上する方向で調整している。予算に盛ることができれば、17年度に具体化が進むだろう」との見通しを示した。
勉強会はこれまでに2回開いており、第3回会合は27日を予定。建設地を中心に話し合う。1月をめどに、区としての意見をまとめる。