京都府は、井手町井手に計画の新設特別支援学校の用地を取得する。
京都府土地開発公社から用地を買い戻すもの。府は12月議会に財産取得案を提出した。取得財産は井手町井手平山2−1他3筆の855・63u、井手町井手大塚37−1他37筆の1万7547・60u、井手町井手中島1−1他6筆の3334・25uの計2万1737・48u。井手町立学校給食センターの北東側に位置し、現況は農地等で市街化調整区域。
これまでに府は新設特別支援学校の整備に必要な用地取得、造成工事に要する経費に充てるため、9月補正予算で新設特別支援学校整備推進費に2億4100万円を確保するとともに、限度額6億5600万円の債務負担を設定した。
大建設計(大阪市西区)で進める基本設計は29年3月までにまとめる。造成工事は29年4月〜30年6月、実施設計は29年5月〜30年1月に進め、30年7月〜31年9月に建設工事(外構、グラウンド等含む)を行う予定。31年10月〜32年3月に備品等の整備を行い、32年4月の開校を目指す。
建物は、校舎棟新築(RC造等)が約1万1400u(管理諸室、教室、特別教室、訓練諸室、職業訓練諸室、給食諸室、地域支援センター、共用部)、体育館棟(RC造等)が約750u、プール棟(RC造等)が約100u(校舎棟や体育館棟への併設も考慮する)、その他付属施設(屋外便所、屋外体育器具庫、駐輪場等)が約250uとし、合計約1万2500uを見込む。このほかグラウンド(150mトラック1面分)、防球ネット、遊具等を整備。外構整備(植栽、舗装、校門、進入路、駐車場、囲障等)を計画。予定工事費は約50億5000万円を想定する。
新設する特別支援学校の設置学部は小学部・中学部・高等部(知的障害・肢体不自由)。児童・生徒数は200人、教職員は約150人。通学バスは大型バス8台を予定する。
なお井手町はアクセス道路や上下水道を整備する。アクセス道路は敷地の南側で府道和束井手線に接続する。
同町は12月補正予算案にアクセス道路の整備費を盛り込むとともに、地区整備計画に指定の井手大塚地区について特別支援学校以外の建築物を制限する条例改正案を提出した。