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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/12/14

【山梨】芦川改修、橋架け替え用地取得へ

 市川三郷町を流れる芦川の芦川橋の架け替え計画について、大久保勝徳県土整備部長は県議会一般質問(13日)の答弁で、「先日、地元説明会を開催した。今後、より詳細な設計を進め、明年度中には河川改修や橋梁架け替えに必要な用地取得に着手できるよう努めていく」と説明した。
 遠藤浩議員(自民党誠心会)の質問に答えた。
 芦川の改修について大久保部長は、「芦川は、笛吹川合流部付近を起点とし、広域農道の川浦橋までの約2・3q区間について、流下能力を高めるために川幅の拡大や堤防のかさ上げなどの河川改修を行うとして、平成25年度(2013年度)から事業に着手し、これまでに、下流から約500mの工事を完了した」と経過を説明。
 起点から約1q上流にある県道甲府市川三郷線の芦川橋については「川幅を広げる工事と合わせ、現在の付近に架け替える予定であり、地域の意見をうかがいながら、橋梁や堤防の概略設計を行ってきた」と答弁。
 さらに、「先日、これらの内容や工事の予定などの地元説明会を開催し、説明会での意見などを踏まえ、より詳細な設計を進め、明年度中には河川改修や橋梁架け替えに必要な用地取得に着手できるよう努めていく」と述べた。
 遠藤議員は芦川について、11年9月の台風15号により身延線の橋梁付近で護岸の一部が崩れ、近隣に避難勧告が発令されたことに言及。この災害を受けて県が改修に着手したことに触れ、進捗状況を聞いた。
 さらに、芦川橋について、両岸に人家が連担し、特に左岸の橋詰には道路が複雑に交差しているため、地元では架替方法に関心があると指摘し、県の取り組みを質した。