大阪府は、障がい者社会参加促進センターなど、3施設の統合施設となる「福祉関連情報発信・コミュニケーション支援拠点」(仮称)を新築する計画で、基本計画の策定に着手する。新築規模は5階建て延べ約5000平方bを想定しており、2017年度に設計業務を外注したい考えだ。設計業務を基本、実施に分割するか、一括とするかは今後検討する。
統合するのは▽障がい者社会参加促進センター(大阪市天王寺区生玉前町5ノ33)▽盲人福祉センター(同)▽谷町福祉センター(大阪市中央区谷町5ノ4ノ13)―の3施設。
新施設の建設予定地は府警察森之宮単身寮跡地(大阪市東成区中道1)の約2400平方b。17年度に基本・実施設計を進めるとともに、既存の単身寮の解体工事を実施する。18年度に新築工事に着手し、20年度の完成、供用を目指す。
3施設は、07年度に耐震診断を実施し、耐震性能が不足していることが判明。当初は大阪がん循環器病予防センターの既存施設を改修して利用する計画だったが、他機関の統合施設計画などの関連から移転先を単身寮跡地に変更した。3施設の跡地については、現在のところ現状有姿のまま売却する方針。
基本計画の策定業務は特命随意契約で汎設計(大阪市中央区)に委託。16年度中に必要な機能や施設規模などの詳細を詰める。
提供:建通新聞社