日本工業経済新聞社(山梨)
2016/12/13
【山梨】甲府市の玉諸福祉センター 来年7月に解体
老朽化が進む甲府市の玉諸福祉センター(向町568)について、市の相良冶彦福祉保健部長は「来年7月から施設の取り壊し工事に着手し、平成31年(2019年)4月からの供用開始を目指す」と整備計画を明かした。
12月市議会の定例会で、鈴木篤議員(政友クラブ)の代表質問に答えた。
現在は、地元の要望を踏まえながら、現在実施設計を馬場設計(同市塩部4−15−8)、地質調査を岩間井戸工業(同市国母1−4−3)へ進めている段階。
新しい施設の建設については、来年度当初予算へ2カ年継続費の設定(来年度の工事費分)を計画する。解体工事と建築工事は、別発注で、建築工事の請負契約に関しては、議会承認が必要となりそう。
建物構造はRC造2階建てだが、浴室部分は湿気および長寿命化対策として平屋建て。総延べ床面積は、現施設と同規模程度が有力となっている。
現センターはRC造2階建てで、延べ床面積1700u(1階1239・02uと2階460・98u)の規模。1973年に竣工した。
館内には集会室や食堂、浴室、娯楽室、図書室、機能回復訓練室を完備する。
市では、整備に係る基本計画策定を委託し、既存建物の現況調査や大規模改修若しくは建て替えした場合のメリット・デメリットを挙げていた。