愛知県新城設楽建設事務所は、設楽町の国道420号で計画している「田峯バイパス」について、取り付け道路の詳細設計と、関連する地質調査を開始した。長大名古屋支社(名古屋市中村区)に2506万円で設計を委託、地質調査はダイム技術サービス(豊田市)が担当する。早ければ2017年度に用地取得に着手するなど早期の事業着手を目指す。
同事業は、国道420号のうち、設楽町田峯地内の狭隘(きょうあい)区間をショートカットして、国道257号までを結ぶ延長約1800bのバイパスを新設する。このうち、延長約1300bについてはトンネル工で対応する計画。道路は2車線で片側に歩道を備えた全幅10bを設定している。
取り付け道路は、国道420号側と国道257号側で整備する。各延長は約250bを見込んでおり、地質調査を基に現況を踏まえ設計をまとめる考え。
これまでに、トンネルの詳細設計と取り付け道路の予備設計をニュージェック中部支店(名古屋市中村区)で実施。今回の詳細設計に予備設計の成果を盛り込む方針。
同事務所では今後、詳細を詰めるとともに地元説明などを行い、コンセンサスを図る。17年度から進める用地の取得状況により流動的ながら、早期の工事着手、全線開通を目指す。
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建通新聞社