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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/12/08

【群馬】(仮称)正門橋建設に着手

県館林土木事務所は本年度、富士重工業・大泉工場前に架かる、正門橋の下部工に着手する。工事は条件付一般競争入札(簡易型)で公告する。護岸工については下部工発注後に指名競争入札で発注する。下部工、護岸工ともに工事は来年度に繰り越して進める。上部工は来年度に発注する計画だ。
正門橋は富士重工業・大泉工場(大泉町いずみ地内)の東側を敷地を沿うように流れる、休泊川に架かる。同工場正門前に位置し、従業員のほか地域住民に広く利用され交通量も増加傾向にある。
現橋はI型スラブ桁橋で橋台は2基ともに重力式。同事務所では1992年度から同川の拡幅工事を進めており、その支障となるため架け替える。
新橋は鋼合成床版橋で、現橋から約8m上流に架ける。橋長は18・5mと現在(9・44m)の約2倍になる。幅員は現橋と同じ22mを予定している。上部工では川に渡した鋼材とともにコンクリートを打ち、その上にt8pのアスファルト舗装を施す。
橋台は2基ともに逆T式RC橋台を予定。基礎にはφ800oのPHC杭を使用する。A1の杭は長さ32・5mを20本、A2は31mを16本使用する。
また、上流側、下流側それぞれに車両の転落を防ぐ、アルミニウム合金製の防護柵を設置する予定だ。
同工場では新たな橋の架設に伴い、正門の場所を変更するとしている。
護岸工は橋台を設置した法勾配5分の、2カ所で実施。H約3・8mのコンクリートブロック積み工を行う。
測量設計は橋梁が八千代エンジニヤリング(東京都台東区)、護岸工はコイデ(前橋市)が担当した。