日本工業経済新聞社(山梨)
2016/12/07
【山梨】来年度予算積極的に 山梨市の望月市長
山梨市議会の12月定例会は1日に開会し、望月清賢市長は提出議案の説明を行うとともに、所信の一端を述べた。来年度予算編成については「歳出のゼロベースの見直しを行うとともに、選択と集中による積極的な編成」との考えを示した。
主要課題に挙げた2017年度からの総合計画については、「審議会からの答申を受けて、最終案をまとめたところ。本定例会に上程する長期ビジョンは、10年間の進めべき方向を示すもの。将来像実現に向け実施計画策定に取り組む」と今後を語った。
国の2次補正に絡んでは、県営畑地帯総合整備事業に対応したほか、先頃JR東日本と施工協定を結んだ市道落合正徳寺線改築における軌道と並行する電柱移設分の負担金、三富地区の赤岩橋耐震補強、万力公園の長寿命化の財源に充てるとした。
このうち、万力公園長寿命化では12月補正予算案で2150万円の事業費を設定。子どもの広場に設置してあるコンビネーション遊具の更新と、木製部分の傷みが激しい平和の塔の藤棚を改修する。両件とも来年度事業を前倒しして対応する。
山梨市駅南北自由通路整備についても、JRとの施工協定締結に向けて協議を続けているところで、下りエスカレーター2基の追加や基礎工法の変更により大幅な事業費増額が見込まれた。しかし、施工方法変更などにより最低限とする37億9000万円に概算事業費を抑えることができたとし、東京オリンピック・パラリンピック開催までに一部の供用開始を目指して事業を進める方針を示した。
さらに、オリンピックの事前合宿誘致ではウエイトリフティングを予定しており、ドイツから前向きな回答を得ている状況を報告した。
【写真:万力公園子どもの広場に設置されているコンビネーション遊具】
◎選択と集中で積極的に
◎2次補正で赤岩橋や万力公園
◎山梨望月市長が所信
◎小池67行
山梨市議会の12月定例会は1日に開会し、望月清賢市長は提出議案の説明を行うとともに、所信の一端を述べた。来年度予算編成については「歳出のゼロベースの見直しを行うとともに、選択と集中による積極的な編成」との考えを示した。
主要課題に挙げた2017年度からの総合計画については、「審議会からの答申を受けて、最終案をまとめたところ。本定例会に上程する長期ビジョンは、10年間の進めべき方向を示すもの。将来像実現に向け実施計画策定に取り組む」と今後を語った。
国の2次補正に絡んでは、県営畑地帯総合整備事業に対応したほか、先頃JR東日本と施工協定を結んだ市道落合正徳寺線改築における軌道と並行する電柱移設分の負担金、三富地区の赤岩橋耐震補強、万力公園の長寿命化の財源に充てるとした。
このうち、万力公園長寿命化では12月補正予算案で2150万円の事業費を設定。子どもの広場に設置してあるコンビネーション遊具の更新と、木製部分の傷みが激しい平和の塔の藤棚を改修する。両件とも来年度事業を前倒しして対応する。
山梨市駅南北自由通路整備についても、JRとの施工協定締結に向けて協議を続けているところで、下りエスカレーター2基の追加や基礎工法の変更により大幅な事業費増額が見込まれた。しかし、施工方法変更などにより最低限とする37億9000万円に概算事業費を抑えることができたとし、東京オリンピック・パラリンピック開催までに一部の供用開始を目指して事業を進める方針を示した。
さらに、オリンピックの事前合宿誘致ではウエイトリフティングを予定しており、ドイツから前向きな回答を得ている状況を報告した。
【写真:万力公園子どもの広場に設置されているコンビネーション遊具】