新宿区西新宿5丁目に高さ150bと160bのツインタワー建設へ―。東京都都市整備局は12月6日、「西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合」の設立を認可した。老朽建物などが密集する約2・4fの区域を再編して43階建てと39階建ての2棟延べ約14万平方bの施設を建設し、住宅や事務所、店舗などを配置する計画。同組合は今後、権利変換計画の作成を進め、2017年12月に同計画の認可を得て18年8月に着工する考えだ。
事業区域は、特定緊急輸送道路である青梅街道沿道に位置し、沿道建築物の不燃化や耐震化、延焼遮断帯の形成による防災力の向上などが求められている。そこで、公園などの防災都市施設と土地の高度利用による複合施設の整備を、防災街区整備事業として実施する。
新築する建物は地下2階地上43階建てと地下2階地上39階の2棟で、延べ床面積は14万4640平方b。約1000戸の住宅を設け、事務所や店舗、保育所、駐車場などを配置する。公共施設として公園2カ所、広場4カ所、区画道路3路線なども整備する。総事業費は約793億円。20年11月の完成を目指す。
住友不動産(新宿区)が組合員として参画しており、設計を山下設計(中央区)が担当している。
提供:建通新聞社