金沢市は、12月補正予算案に小中学校大規模改造事業費18億2500万円を盛り込んだ。小学校6校および中学校4校を対象に、老朽化した校舎などの大規模改修工事を実施する方針だ。
国の2次補正を活用し予算化を図ったもので、次年度の計画を前倒しして進める。
新耐震基準となった81(昭和56)年6月以降に建てられたものの、築後30年以上を経過して老朽化した施設を改修し、児童生徒の学習環境の改善を図る。
対象となるのは、小学校が新神田(新神田1丁目)、大浦(大浦町)、森本(森本町)、浅野町(京町)、大徳(松村6丁目)、伏見台(窪5丁目)の6校、中学校が兼六(田井町)、額(額乙丸町)、森本(弥勒町)、北鳴(小坂町)の4校。事業費では小学校に総額12億800万円、中学校に同6億1700万円を充当する。
予算可決後、実施設計(兼六中除く)を発注し、年度内をめどに完了させる。工事は来年の夏休みを中心に行う。
なお、兼六中の設計は校舎耐震補強工事第4期等実施設計(担当=土倉建築事務所)に含まれている。