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建通新聞社(静岡)
2016/12/05

【静岡】静岡県下田市 新庁舎移転は稲生沢か稲梓で

 下田市は、建て替えを計画している市役所庁舎について、稲生沢地区か稲梓地区に移転新築し、2020年度内の施設完成を目指す方針を示した。11月28日に2回目の庁内検討員会を開き、その後の会見で明らかにした。
 この日の検討委では、候補地選定の評価軸を「財政力」「安全性」「まちづくり方針との整合性」「アクセス」の4点に絞り込み、完成目標を20年度内とした。
 福井祐輔市長は建設候補地に挙げた稲生沢地区、稲梓地区について「津波浸水区域外でありかつ国道414号に隣接しており、市内各地のアクセスが良く、非常時には広域的な援助の受け入れが求められる。また、将来的に開通する伊豆縦貫自動車道へのアクセスも良い」としている。費用については国の緊急防災・減債事業債を可能な限り活用し、財政負担を少なくする考えだ。
 これまで福井市長は、「市長任期中に最低でも候補地を決める」としていたが、市議会の要請や市民の早期移転を望む声を受け、施設の完成目標を20年度中と明示した。今後、市は17年1月に第3回検討委を開催し、建設候補地などの詳細を詰めていく。


提供:建通新聞社
(2016/12/5)

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