日本工業経済新聞社(山梨)
2016/12/02
【山梨】小学校屋体非構造部材改修工に9650万円 笛吹市の補正案
笛吹市は30日、市議会第4回定例会に伴う記者発表を行った。初の定例会見に臨んだ山下正樹市長は「12月補正は通過点。当初予算は動き出している」として、行財政改革を進めるなか必要最低限の歳出であると語った。
定例会への提出議案は28件で、内訳は条例10、補正予算7、指定管理者の指定8、その他3の内容。一般会計補正予算案のなかでは、事業前倒しとなる小学校施設計画的改修に9650万円を盛ったほか、県営畑地帯総合整備に1億497万円、笛吹川沿岸土地改良に150万円の事業費を対応。まちづくり基金には3500万円を積み立てている。
小学校の計画的施設改修は、国の2次補正による前倒しで、石和東、御坂東および八代の3小学校屋内運動場の非構造部材改修を行う。
3校とも天井から吊り下がったバスケットゴールを更新するほか、対応されていない箇所の窓ガラスへの飛散防止フィルム貼付、照明のLED化が計画されている。工事には足場を組む必要があり、ある程度の期間は施設が使用できないため、夏休みを利用しての施工が考えられている。3校別々の発注を想定している。
補正予算案関連歳出の主な内容は次のとおり。(単位千円)
◆ふるさと納税事業=19、246
◆市営温泉運営事業=2、160
◆鳥獣害等防止対策強化事業=1、750
◆地域農業振興事業=3、036
◆有機資源循環型農業推進事業=1、127
◆県営畑地帯総合整備事業=104、979
◆笛吹川沿岸土地改良事業=1、500
◆道路維持管理事業=545
◆小学校施設計画的改修事業=96、500
◆まちづくり基金積立金=35、000