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鹿児島建設新聞
2016/12/02

【鹿児島】県産材で屋根覆う県営ドーム球場 来年度に検討委設置

 三反園訓県知事が実現に意欲をみせている3万人規模の県営ドーム球場の検討状況が明らかになった。現在、関係部局で構成する庁内で連絡会を設置し、2017年度当初予算案には有識者等を交えた委員会設置への必要経費を盛り込みたいとしている。また、県産材により屋根を覆う手法も視野に入れていることが分かった。県議会で1日、園田豊議員(自民党・南さつま市区)の代表質問に知事が答えた。
 庁内連絡会では、技術的課題や関係する法規制などについて整理している段階で、17年度に設置予定の委員会では、幅広い視点で議論を深め、事業費や財源、立地、交通アクセス、整備後の運営方法等の課題について検討する考え。
 ドーム球場のコンセプトは、ヤフードーム(福岡市)等の電光掲示板や個室等がある豪華なものでなく、秋田県大館市に所在する屋根に樹齢60年以上の地元秋田杉を約2万5000本使用した「大館樹海ドーム」等のアリーナを屋根で覆うタイプを想定している。
 事業費が多額となることなどから懸念も広がる中、三反園知事は「鹿児島で実現できるものを、知恵を絞りながら造っていきたい」と訴えた。

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