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北陸工業新聞社
2016/12/02

【新潟】柏崎/植木組が本社ビル移転構想/駅前ふれあい広場の活用探る

 植木組(本社・柏崎市新橋2番8号 植木義明代表取締役社長)が、柏崎駅前への本社ビル移転を検討していることが、1日までに分かった。
 このほど開かれた柏崎市議会全員協議会において、同社からの提案として説明が行われた。それによると、駅前ふれあい広場(駅前1丁目地内)の有効活用策として、業務施設と公的施設、遊歩道などを一体的に開発するもので、利用敷地面積は約7000平方メートル。中心となる業務施設は、景観計画に合わせて高さを抑えた3階建ての施設とし、シンボリックで存在感のあるデザインの建物を想定している。公的施設は柏崎市の情報を発信し、市民や来訪者が交流できる施設をイメージ。イベントやセミナーなどでの活用を見込む。将来の計画として、既存施設の再生による飲食店街など、にぎわい空間の創出も盛り込んだ。
 提案コンセプトは「駅周辺の輝きふたたび」。▽市の情報発信・交流スペース設置による交流と賑わいの醸成▽業務施設移転と駐車場整備による域内人口の増加▽飲食店街などのにぎわい空間創出による憩いと集いの場の形成−の3つを方針に掲げた。開発スケジュール案によると、業務施設は17年度後半から18年度末までの2カ年で建設。公的施設は18年度着工、同年度末までに完成させる。遊歩道などを含めた事業全体を、柏崎市の新庁舎が完成する20年度までに終える方針。
 同社では、数年前から本社ビルの老朽化による建て替えを検討していたという。駅前への移転で市街地活性化に寄与できるとして、実現を目指しグループ一体となって取り組む考えだ。

hokuriku