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北陸工業新聞社
2016/12/01

【石川】尾山町松井建設で祈願祭/堀川新熊谷組で月内着工/日本海側初に/日本エスコンのホテル2棟/優位な立地で開発急ぐ

 総合デベロッパーの日本エスコン(東京都千代田区、伊藤貴俊代表取締役)が日本海側で初めて開発するホテル計画がいよいよ動き出した。第一弾となる「(仮称)金沢尾山町ホテルPJ新築工事」が11月30日に安全祈願祭を行ったほか、今月中には第二弾の「(仮称)金沢市堀川新町計画」も工事に着手するもようで、北陸新幹線の金沢開業に伴うホテル不足に対し、2棟の同時着工で先手を打つ格好だ。
 観光スポットである金沢城公園や尾山、尾崎両神社に近接する金沢市尾山町地内で計画の「(仮称)金沢尾山町ホテルPJ」は、松井建設に施工決定し、30日に安全祈願祭が行われた。
 建設規模はS造地下1階、地上6階建て延べ2990・00平方メートル(建築面積580・00平方メートル)。高さが19・95メートル。場所は同市尾山町170―1で敷地面積が729・91平方メートル。設計はジー・ワイ設計(東京都渋谷区恵比寿)が担当。目抜き通りの国道157号から観光名所へ抜ける絶好の立地条件を備えている。2017年11月のオープンを予定する。
 一方、JR金沢駅から徒歩圏に位置する同市堀川新町地内で計画の「(仮称)金沢市堀川新町計画」は熊谷組に施工決定した。今月中に着工となる見通しだ。
 建設規模はS造13階建て延べ3356・45平方メートル(建築面積274・47平方メートル)。場所は同市堀川新町75、76番で敷地面積が498・06平方メートル。北陸新幹線の高架橋沿いであり、隣接地ではフージャースコーポレーションのマンションも計画される駅前の一等地。2018年3月のオープンを予定している。設計は日企設計(東京都千代田区)が担当。
 日本エスコンではいずれの新規事業用地も金沢におけるポテンシャルが高いことから、優位な立地特性を活かし、ホテル開発を急ぐ構えだ。

hokuriku