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板倉町五箇谷地区で区画整理を進めている県東部農業事務所・館林農村整備センターは、分水工の改修工事および設計業務をそれぞれ分割して指名競争入札で年度内に発注する計画だ。国の補正予算２０００万円を財源に充てる。大箇野幹線排水路においては年度内に一部分水工の改修を実施していく。
区画整理区域は板倉町南部の下五箇地内および大高嶋地内の計約１０８ha。事業には本年度から着手し、21年度中の完成を目指し進めていく。全体事業費は10億１５００万円を予定。事業費ベースの進捗率は約５％。
同地区のほ場は戦後の耕地整理事業により整備した１反のほ場が大部分を占めており、区画は狭小、分散している。このほか、用排水路施設の老朽化や農業業者の高齢化が進み、離農や耕作放棄が懸念される。このことから、区画整理を実施し、ほ場の集約化と道水路を整備し、農業経営の効率化と生産性の維持・向上や担い手農家への農地集積を図っていく。
同センターでは、１０８haを４工区に分割して、来年度から20年度までの４カ年で整地などの区画整理を行う。Ｌ７・４kmの農道の幅員を約２ｍから約５ｍに拡幅していくほか、Ｌ10・９�qの塩ビ管（φ１００�o〜３５０�o）を埋設する用水路工、Ｌ５・８�qのコンクリートＵ字溝（Ｈ３００�o〜５００�o、Ｗ３００�o〜５００�o）を設置する排水路工をそれぞれ実施していく。事業最終年度となる21年度には補完工事および換地処分登記を実施していく方針だ。
事業費は来年度約１億８０００万円、18・19年度はそれぞれ約２億円。20年度は約１億８０００万円、21年度には約１億７０００万円を予定している。
現在、五箇谷土地改良区（板倉町）が、全体測量と来年度整備を計画している38haの設計業務および換地計画の作成を進めている。
全体測量と来年度整備予定箇所38haの設計は３月10日まで。換地計画については３月15日までの作成完了を目指している。