香川県は24日、2017年度予算編成方針を明らかにした。財政運営指針(16年度〜20年度)に沿って財政健全化に向け取り組みを進めつつ、「新・せとうち田園都市創造計画」に掲げる21の重点施策を積極的に推進する、年間総合予算編成とする。施策を具体化するための新たな取り組みでは新規重点枠(10億円上限)を活用し重点措置を講ずる。
新規事業は必ず終期または見直し時期を設定。その場合に原則3年以内とする。新規重点事業は既存事業のスクラップ・アンド・ビルドの徹底により財源を捻出。事業数や事業量の管理にも努めるとしている。
予算要求枠は、重点推進事業と政策的経費は年間所要額、普通建設事業費のうち単独事業以外は17年度の国の認証等見込み額の範囲内、単独事業は16年度当初予算と同額の要求枠を定めた。また、各部局が調整する事業経費は、経常的管理経費で16年度当初予算額の一般財源のマイナス3%、一般歳出でマイナス10%の範囲内の要求ベースとしている。
今後各部局等から12月1日に予算見積書や関係資料の提出後に12月上旬から予算調整し、1月下旬からの知事調整を経て2月中旬に17年度当初予算案の発表となる予定。
提供:建通新聞社