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建通新聞社
2016/11/29

【大阪】淀川左岸線延伸部を都市計画決定

大阪都市再生環状道路の一部として整備が予定されている「淀川左岸線延伸部」(仮称)について、大阪府と大阪市はそれぞれ着工に必要な都市計画を決定した。計画路線は大阪市と守口市、門真市を通るため、事業化には府市の都市計画決定が必要だった。早ければ2017年度にも着工する予定で、工事期間は約10年間を見込む。
 淀川左岸線延伸部は、起点が大阪市北区豊崎地先で、終点は門真市薭島地先の延長約8・7`。道路規格は第2種第2級で車線数は4車線。
 整備計画を西側から見ると、▽起点の豊崎インターチェンジ(IC)〜天神橋筋=トンネル部(開削ボックス)▽天神橋筋〜大深度地下使用予定区間〜鶴見区横堤=トンネル部(シールド)▽鶴見区横堤〜花博緑地公園前交差点=トンネル部(開削ボックス)▽花博緑地公園前交差点〜鶴見区浜=掘割部▽鶴見区浜〜近畿自動車道=高架部―となっている。
 区間内の設置IC(名称はいずれも仮称)は、西側から豊崎、内環、門真西の3カ所。換気所は、豊崎(高さ40b)と鶴見(高さ30b)の2カ所に設置する。大深度地下使用予定区間の深さは約70bを想定している。
 整備区間のうち、約8`は大阪市内を通る。現在工事中の部分と合わせ、完成すれば延長約60`の都市再生環状道路がつながることになる。事業費は3000億〜4000億円を見込む。

提供:建通新聞社