日本工業経済新聞社(山梨)
2016/11/28
【山梨】県12月補正案に県単公共事業費8億円
県は、12月補正予算案をまとめた。一般会計は43億5539万7000円の追加。公共事業費は、県単独事業で道路修繕に8億1620万円、街路整備に7700万円、国補事業の広域連携道路整備に2500万円を計上した。
そのほか、富士北麓公園陸上競技場(富士吉田市)の改修(屋内練習走路、夜間照明整備)に5億2464万7000円、子どもの心のケアに係る総合拠点整備事業の地質調査や基本・実施設計などに1億1711万3000円を予算化した。
12月補正予算案は、事業計画に基づき計上を予定していた事業、緊急を要する事業、人事委員会勧告などに基づく職員給与を計上した。
主な計上事業のうち、富士北麓公園陸上競技場では、東京オリンピック・パラリンピック大会の事前合宿などの誘致へ、ラグビーと陸上の競技段階が定める施設基準に合致するよう、屋内練習走路の改修や夜間照明整備を行う。
教育関係施設ではそのほか、増穂商業高校と市川高校、峡南高校を再編して市川高校の敷地と隣接町有地に設置する峡南地域単位制・総合制高校について、用地測量に590万9000円を計上した。
子どもの心のケアに係る総合拠点は、甲府市の中小河原職員宿舎跡地に整備する施設で、地質調査や基本・実施設計の費用を予算化した。
そのほか、医療施設6機関に対するスプリンクラーなどの設置への補助金に1億8721万6000円、社会福祉施設の防犯対策で防犯カメラや非常通報装置の整備への補助金に7889万6000円。
地方創生拠点整備交付金事業では、富士工業技術センターの研究開発支援棟の整備に3億1780万2000円、県馬術競技場の厩舎やホースマネージャー棟整備への助成に3億4018万3000円、酪農試験場の受精卵移植技術などの研究棟整備に1億3038万6000円などを計上した。
12月県議会は12月5日に開会する。